ヤフーニュースを見ていたら…おもしろい記事を見つけました。
タイトルに惹かれて、なんだなんだ!?と思って読んでしまったのですが、
「お尻の穴から、おちんちんの距離でわかること…実はとてもまじめなお話」
という、泌尿器科の先生のブログでした。
肛門から性器までの距離を、
肛門性器間距離(Anogenital Distance: AGD)と言うそうですが、
この長さが生まれつき短いと男性不妊症になる可能性が高い
という研究結果が報告されているとのこと。
この長さは、母親のお腹にいる赤ちゃんのときに分泌される
男性ホルモンの量で決まるんだそう。
しかも、この原因は遺伝的なものではなく、
化学物質などの環境問題によるホルモンの異常ではないかと
示唆されているんだそうです。
環境問題かぁ。怖いですね。
難しい内容だったので、簡単にですが、
その問題とされる化学物質が「フタル酸エステル類」と呼ばれるもので、
私たちの生活で使用するあらゆるものに使われています。
プラスチック製品から、化粧品、洗剤、医療器具、医薬品、接着剤、塗料…
本当にいろいろに使われてるみたいです。
普段から私たちはこのフタル酸エステル類に曝露していて、
妊娠中の母親における曝露量が胎児の男性ホルモンレベルに影響し、
その結果、男性生殖系発達に影響する可能性が示唆されているようです。
現代の生活では避けられないものなので、怖いですね。
実際あんまり知られていないことのようですし、
規制されるほど明確な相関関係ではまだないのかな。
とりあえず、不妊に関しては人事ではない話…
あとで旦那の距離測ってみようかな…(・∀・)
いろいろ怖いけど勇気を出してw
ちなみに、その研究での不妊男性のAGDの平均は31.8mmで、
正常男性は44.6mmです。1cmちょっと短いんですね。
1cmの差で、精子濃度や総運動精子数もだいぶ変わるみたいです。
これが結構な差なのか…
ちなみに、論文はこちら↓
The Relationship between Anogenital Distance, Fatherhood, and Fertility in Adult Men
ちょっと古いですが、良かったら読んでみてください。
それでは、今日はこれで。
おやすみなさい〜。