こんにちは。
子供ができたら考えることと言えば、教育資金の貯め方ですよね。
まだ生まれてもいないのに、大学まで子供の希望の進路に進ませてあげられるか
今から心配しています。
幼稚園から大学まで全て国公立だったとしても、
子供一人あたり最低でも1,000万円は必要って言いますからね。
2人目が生まれたら…?私立コースになったら…?と考えると漠然と不安です。
同時にマイホーム資金も貯めなきゃだし。
大丈夫なんだろうか。
やっぱり一番堅実な方法は貯金だと思うので、
毎月金額を決めてコツコツ積み立てをしていこうとは思いますが、
教育費と言うとまず連想される学資保険にも入った方がいいのか?が気になるところです。
ということで、学資保険のメリット・デメリットについて調べ、
我が家の方針を検討してみました。
学資保険の加入率はどれくらい?
そもそもどれくらいの人が学資保険に入っているのか?ですが、
ネットで検索してみると数年前の情報で5~6割くらいの加入率のようです。
低金利時代で返戻率が下がっているので、
今はもしかするともう少し減っているかもしれませんね。
ジュニアNISAとかもありますし、
敢えて学資保険に入る必要はないと考える家庭も増えていそう。
ただ投資は元本割れする可能性があるので、
教育資金という減らしてはいけないお金を
そのようなリスクがある方法で増やすというのはやはり抵抗があります。
ていうか、我々のような知識もない一般人が下手に手を出すと
損して終わるだけなのが目に見えている…ので余剰資金がない限り投資はやりません!
(実際旦那が株やって100万を60万に減らした過去があります…涙)
それよりも着実に貯めること。
楽して増やすことを考えず、地道に貯めて減らさないことをモットーにします。
では学資保険はどうなのか?
学資保険なら元本割れせず安全なのか?預貯金以上のメリットがあるのか?
調べてみました。
学資保険のメリットがあまり感じられない
一般的に言われる学資保険のメリットは、次の3点。
- 確実に貯蓄できる
- 税制面で優遇されている
- 親に万が一のことがあったときに安心
これらのメリットをどう捉えるかは各家庭により異なると思いますが、
我が家にとってメリットになり得るかどうか吟味してみました。
まず、1つ目の確実に貯蓄ができるという点に関しては、
なかなかお金が貯められない人にとっては強制的に教育資金が確保できるということですが、
我が家は貯金習慣があるので強制力がなくても大丈夫。
先に3つ目ですが、こちらは親に万一のことがあった場合に保険料の支払いが免除になり、
且つ保険金も満額受け取れるというもの。
ありがたいことはありがたいですが、
学資保険の保険金はせいぜい200万円程度が一般的(うちもやるならそのくらいで考えてる)。
夫が万一の場合にはもっと額の大きい掛け捨ての定期保険で備えているので、
生命保険的な目的で敢えて200万の学資保険に入るメリットは個人的には感じられません。
しかも、払込期間を短くして全額払い終わってしまっていれば、
この免除特約は意味がないので、本当に何かあったときのおまけの保障程度に捉えておきます。
唯一メリットがありそうな2つ目の税制面の優遇というのは、
学資保険は生命保険の一種のため、所得控除が適用される点です。
これにより所得税と翌年の住民税が少し安くなります。
とは言え、一般生命保険料控除額の上限は年間4万円まで。
しかも既に加入している生命保険の保険料と合わせての上限なので、
生命保険料の金額によっては学資保険料分の控除は受けられません。
(死亡保険に年間8万円以上払っていたら、それだけで控除額上限の4万になってしまいます)
我が家の場合、現在加入している掛け捨ての定期保険が年間2万円弱という少額なので、
現状では学資保険分の保険料控除が2万円ほど適用されます。
でもそれも年間で支払う金額のほんの一部です。
払込期間にもよりますが、学資保険の保険料は年間10~20万ほど。
結局ほとんど控除できないということです。
しかも、もうすぐ今の定期保険の期限が切れて新しく加入し直すので、
そのときには保険料が今より上がって学資保険の節税メリットはゼロに等しくなります。
そしたら全くメリットないんですよね。
というわけで、一般的に謳われている学資保険のメリットは、
我が家にとって特にメリットに感じられないという結果になりました。
あとは預金よりもお金が増えるかどうか(返戻率)だけが検討ポイントになりそうです。
学資保険のシミュレーションで返戻率を調べてみた
返戻率は年々下がっており元本割れする学資保険も出てきているようですが、
その中でも比較的返戻率が高いのが「ソニー生命の学資保険スクエア」らしいので、
ソニー生命のWEBサイトで簡単シミュレーションしてみました。
受取学資金は200万円、払込期間は10年が一番多いパターンのようなので、
そのプランでやってみると次のような結果でした。
ソニー生命の学資保険では、保険金の受け取り方にⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型の3パターンあるのですが、
大学進学時(18歳)に満額受け取るⅡ型よりも、
22歳満期で大学進学時から毎年分割して受け取るⅢ型の方が返戻率が高いようです。
このシミュレーションでは、104.8%→107.2%の違いで、
金額にして払込保険料総額が42,720円の差でした。
返戻率107.2%と言うと、上記の通り約187万円払って200万円もらえる、
つまり約13万円お得になる(増える)ということです。
22年間お金を預けて+13万円。
大きいのか小さいのか正直よくわかりませんが、
現状の預金金利の低さを考えるとこちらの方がお得ではありますね。
金利が比較的高いと言われるネット銀行の定期預金でも、
0.10~0.20%くらいの金利という時代ですからね…
近い将来インフレになるとは到底思えないし。
年払いにすればさらに返戻率がアップして108%ほどになるようです。
あと違いは自由に引き出せるか引き出せないかですね。
学資保険は途中解約すると元本割れしてしまうので基本的に入ったら解約できません。
預金なら必要なときに損をすることなく自由にお金を動かせる。
これに関しては、今の我が家の貯金状況で言えば、
どうしても200万円が必要になり解約するということはまずないと思うので心配ありません。
だったら、どうせ手を付けない200万円なら学資保険に入れておいて
22年後に13万円増えててくれたらその方がやはり良いのかな?
学資保険への加入の是非について我が家の見解
初心者なりにいろいろ調べてみましたが、
学資保険が必要かどうかという点については、無理に入る必要はないとは感じました。
ただ、低金利時代により昔よりお得感はなくなっているにしろ、
返戻率が預金金利を上回る条件であれば、入るのがお得かなと思います。
22年間で13万円増えれば、年間で約6,000円増える計算です。
預金でこんな利息がつくことはまずあり得ませんし。
上記を踏まえて夫と話し合った結果、
200万円程度なら学資保険入っておこうかという話になりました。
もちろん上記の条件は簡単シミュレーションの結果なので、
ちゃんと担当者に試算してもらってよく確認してから申し込みますが。
返戻率が良さそうな何社かに問い合わせて検討してみようと思います。
いずれにせよ、学資保険だけでは教育費は到底まかなえません。
いかに貯金して準備しておくかが重要です。
総額で1,000万~2,000万円必要な教育費。
いつまでにいくら貯めておくかという目標をしっかり立てて
計画的に準備していきたいと思います。
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ちなみに、今回教育費についていろいろ勉強したときに読んだ本で、
こちらの本がとてもわかりやすくまとまっていたのでオススメです。
ネットでも調べられますが、情報過多になりがちなので、
体系的に簡潔にまとまっている本の方が全体像を掴みやすかったです。
この著者の「○○かなと思ったときにまず読む本」シリーズがいろいろあるようなので、
機会があれば他のものも読んでみたいと思います。
それでは今日はこれで。